「自分らしく生きる」を深める①

リラックス、コミュニケーションの講座を担当しているちえぞうです。これから何回かにわたり、「自分らしく生きる」をテーマに書いていきます。リラックスもコミュニケーションも自分らしく生きることにつながる重要な要素です。まずは、私の経験からお話ししていきます。
突然ですが質問です。
「自分らしく生きれていますか?」

変な質問ですみません。あなたの答えはどんな答えですか?
私の答えは、速攻で「はい」です。今は、速攻で言えますが、数年前にこの質問をされたら、


「自分らしく生きるってどういうことですか?よく分かりません」


と思ったと思います。昔の私なら、心の中で、こう思っていても、口では

「生きれているかな???」

と首をかしげて答えたことでしょう。そう、無難な答えを探して、無難に答えていました。

そんな答え方をしている時点で、自分らしく生きていませんよね(笑)

まずは、速攻で「はい」と言えるようになるまでの経緯を何回かに分けて書きます。

自分らしく生きるとは

ここでの「自分らしく生きる」をどう捉えているか、書いておきますね。

簡単にいうと、

「自分の気持ちを大切にして生きる」

です。

例えば、自分は絵が好きで、これを仕事にしていきたいと思っていたけど、親や先生に、「それは稼げないから、会社に就職しなさい」と言われ、絵とは関係ないお仕事についたら、自分らしくいきているとは言えません。なぜなら、自分の「絵のことで仕事にしたい」という気持ちは無視しているからです。

また、お友達とランチに行くことになり、自分はラーメンを食べたかったけど、他のみんなが「カレーが食べたい」となり、実は、昨日、カレーを食べていて、今日はラーメンを食べたかったけど、みんなにあわせてカレーを食べた、というのも自分らしく生きるとは言いません。

ただ、ほんとうはラーメンを食べたかったけど、みんなと一緒に食事をすることをしたいから、カレーを食べに行くと決めたら、それは「自分らしく生きている」と言えます。

自分がどうしたいかを知り、自分がどうするかを決めていく、それが自分らしく生きることにつながります。その時に大切にするのが、「自分の気持ち」です。

過去の私は・・・

過去の私は、親や先生の言うことを聞く、いい子ちゃんタイプでした。親が、「女の子だし、将来の仕事は学校の先生が安定していていいんじゃないか」という洗脳(笑)を受け、ずっと学校の先生になりたいと思っていました。
私は数学が一番好きな教科だったので、数学の先生になりたいと思い、大学受験をしようとしていましたが、当時の担任の先生が数学が担当で、「大学の理学部の数学科は、高校の数学と違うし、女の子だからどうかな~」と言われ、実験も好きだったので、農学部へ行くことにしました。
その時点で、数学の先生という選択肢はあっさりと消えました。

こんな風に、親や先生の声にまあまあ従って生きてきた私。「まあまあ」と書いたのは、「やってもいいかな」「それでもいいかも」と思ったこともあり、イヤイヤ従ったわけではないからです。

そんな私が、大人になり、結婚をし、どうなっていったかというと・・・

日々の仕事、家事、育児に終われ、自分がどうしたいのかをすっかり忘れて生きていました

ちなみに、農学部へ行ったのは、食品会社で商品開発のお仕事も楽しそうと思ったからで、そのお仕事に就くことはできました。なので、ここは、自分で選んだとは言えます。

そこでずっと働いていたのですが、やることに追われ、時間に追われ、心にゆとりのない、子どもを怒ってばかりの生活をしていていました。
あの頃は、「自分らしく生きる」の「自」の字もないくらいな状態だったと思います。

「自分らしさ」を思い出すきっかけはリストラ!?

きっかけは、元をたどれば、大学を卒業して、ずっと働いていた会社でのリストラです。ちょうど私が、40歳の時でした。

リストラの対象も40歳から60歳。あと、1歳若ければ引っかからなかったのですが、ちょうど引っかかったんですよね。

私は、切りの良い40歳だったこともあり、会社を辞める決断をします。そして、転職活動を始めました。

子どもの頃から、ずっと働きたい、専業主婦には絶対なりたくない、と思っていたので、すぐにでも働き先をみつけようと転職活動をしていました。

そして、その時に出会った、楽読という速読のチラシが、実は、自分らしさを思い出すきっかけとなったのです。

そのチラシを見て、速読の体験に行くことにしました。

私は、子どもの頃から本が大嫌いでした。夏休みの読書感想文の宿題はどれだけ苦痛だったことか。まず、本を読むところが大の苦痛だったわけです。

それなのに、なぜ速読に???

それは、お仕事がなくて、ちょーヒマだったから。


転職活動をしてはいましたが、四六時中しているわけではありません。会社員時代のお休みの時は、家事と育児に追われていたので、自分がやりたいことはやっていませんでした。だから、自分が何をやりたいのかも忘れ去っていて、お仕事していなくて時間があると言っても、何をしていいか分からなかったのです(笑)

そうです、私は、速読をしたいという気持ちはゼロ(だって、本自体が大嫌いですから)、ただのヒマつぶしで体験会へ参加したのでした。

ヒマつぶしのはずが、受講を決めていた

実際に速読の体験をしたら、速く読めるようになったのです。難しいことは全くしていないのに、こんなんで速くなるんだとビックリしました。しかし、私は受講をする気では行っていません。

ここで、いろんなやりとりがあり、(そこは書くと長いので省略します)

最後の決め手は、受講生さんの感想の中に書いてあった

「イライラが減った」
でした。怒ってばかりのお母さんだった私。長年の万年イライラが悩みでした。子どもをほめるどころか怒ってばかりいる自分も嫌いでした。

私は、楽読という速読を受講し始めます。そこで、脳の使い方を変えていくと、自分の心も変化していったのでした。

私はこの楽読という速読で、リラックスの大切さと、周りの人とのコミュニケーションはもちろん、自分自身とのコミュニケーションの大切さを知っていきます。

次回へつづく。