自分らしく生きるを深める②

前回からの続きです。リストラがきっかけで速読の受講を決意した私ですが、それが、自分らしく生きることへつながっていきました。

前回の記事はこちらです。

速読が、自分らしく生きるのにつながるなんて、???ですよね。私も、そんなつもりで始めたわけではなかったので、といっても、私の場合は、速読できるようになりたいではなく、イライラを減らしたいで始めているわけですが、自分らしさも取り戻していったのです。

今回は、楽読(速読)のレッスンを通して、自分らしさを思い出していった過程を書いていきます。

楽読(速読)レッスンでの変化

楽読のレッスンでは、自分のことをまあまあ話します。聞かれるんです。始めて受けてくれた方から
「こんなに話すと思いませんでした」
と感想も頂きます。コミュニケーション重視のレッスンです。

レッスンでは、やってみてどうだったか、を何かをやるたびにに聞かれます。例えば、目の体操をやるのですが、終わった後に

「今日はどうでしたか?」
と聞かれるのです。

最初の頃、私は、どうって言われても、普通ですけど、と心の中で思いながら、

「上下の動きがはやくできて良かったです」
と無難な答えをしていました。

それが、レッスンの回数を重ねるにつれて、いろいろ話せうるようになってきました。
「動きがめっちゃ気持ちよくできた」
「上下が前回よりも1回増えて、うれしい」

などなど。そして、レッスンの最後の感想も、最初は

「速く読めるようになってうれしい」
「楽しかった」
と書いていたのが、回数を重ねるにつれて、

「力を抜くことがポイントと感じた」
「この前読んだ小説が思い出された」

などなど、いろんな想いを出せるようになってきました。


自分の心、変化をたくさん感じられるようになっていったのです。それと共に、レッスンで話す自分のことから、自分を思い出すきっかけにもなっていったのです。

自分を思い出す???

自分のことを思い出すってどう意味?って感じですよね。自分がほんとうにやりたいこと、実は好きだったこと、忘れていませんか?私は、すっかり忘れていました。

例えば、子どもが生まれ、子育てに追われるうちに、「旅行に行きたい」と思っても、小さい子どもを連れての旅行は、まあまあ大変ですよね。荷物も多かったり、移動もサッサッと行きません。そして、行って帰ってからの洗濯の山、次の日からは仕事、なんてなると、疲れるからやめよう、となり、そのうち「旅行に行きたい」という気持ちすら忘れていきました。

しかし、楽読のレッスンで「行ってみたいところは?」なんて聞かれて、結婚前に行ったことがあるニュージーランドに行きたいな~、と思うようになり、そういえば、私って、結構、いろいろ行っていたよな、ということを思い出しました。
「あ~、旅行が好きだったこと忘れてた」
みたいな感じで、さらに、自分のことを思い出していきました。

みなさんも、昔は好きで、今はすっかり忘れていることありませんか?
旅行が好きだったことを思い出したことをきっかけに、子どもの頃、塀に上って夕日をみたり、学生の頃、屋上でお昼ご飯を食べてみたり、結構好きだったな、と思い出していくのです。

そんな自分の好きなことをしていくと、なんかうれしいんですよね。心も体も喜んでいる感じがしました。それが、自分らしく生きていくことにもつながっていったのです。

外へ目が向いちゃう

わたしたちは、ついつい外へ目が向いちゃいますよね。

★周りのことを気にしたりして、自分がどう思うかよりも、周りに合わせる。

はたまた、私の子育てみたいに、

★あまりにもやることが多く(自分で勝手に多くしていたんだな、と、振り返れば思いますが)、時間に追われる中で、自分のことまで考える余裕がなくなっている。

そんな状態だった私は、楽読のレッスンのときは、自分へ目を向けることができたのです。

あえて、時間を作ってレッスンを受けにいったことで、そんな時間が持てたのです。これ、家にいたら、そんな時間は作れませんからね。あそこ掃除しなきゃとか、昼寝しよ~、とか、他のことします。

自分へ目を向けること、それは、自分の身体や呼吸を感じることでもできます。

  • 私、これ好きだったな~。
  • 今日は、右肩が重たい感じがするな~。
  • 今日は、呼吸が浅い感じがするな~。

と、自分の内側へ目を向ける時間を作ることが、自分らしく生きる第一歩だったのでした。

つづく・・・

自分の内側へ目を向けるのには、自分の身体を感じることも大切です。それって、気功がまさにそうなんですよ。その第1歩として、リラックス講座をしています。「考えないで感じること」その感覚をつかむことも、自分らしく生きる一歩につながりますよ。