陽気の発生を想起するために

陽気の発生の想起

こんにちは、大輔です。

最近は確定申告の準備で忙しくしております(^^;)

年末年始の恒例ですね。

 

今月の瞑想会では、武息、陽気の発生をテーマにしております。

気功を行うことで、気血の巡りがあがる、体温が上がる、寒さや暑さに強くなるなどの効果があり、健康法として取り組まれる人がいます。

 

今月は、冬の時期で陽気の発生で体を温めるのに適した時期です。

 

この時に、しっかりと陽気の発生を想起、イメージして体を変化させることについて、効果を上げる大事なことがあります。

 

それは、しっかりとした武息を行い、武息で陽気を発生させることです。

またそれを想起することです。

 

想起とは思い出すこと

想起とは、

「いぜんにあったことを思い出すこと」

とされます。

気功的にはさらに付け加えて、

「以前にあったことを思い出す、想像して身体に変化を起こす」

になります。

 

例えば、レモンをイメージします。

レモンが想起できれば、

・口の中が酸っぱくなる

・レモンの香りがする

・レモンが見える

などなどの反応が出てきます。

 

これには前提があり、過去にレモンに関して触れたことがないと想起できません。

つまり、レモンのイメージで身体の変化を起こせません・・・

 

過去のことを思い出すので、過去に体験がないと思い出せないのは当然のことですね。

 

武息の負荷について

武息では、負荷をかけた呼吸を行います。

たまに、間違った筋トレで体を壊す人がいますが、筋トレも負荷をかけて体を強くするのですが、負荷のかけ方を間違うと強くなるどころか体を壊します。

 

鍛えるとは、正しく負荷をかけるとも言えます。

 

武息も正しく行わないと、体を壊すことや陽気が発生しない、散ってしまいます。

逆に正しく行うと、しっかりと陽気が発生するものです。

また、武息も何も考えずに行うことや長時間すれば良いといったものでもありません。

 

軽い負荷で行うことも重要です。

ただ、陽気を想起で発生させるには、レモンと同じように、

正しく強く負荷をかけて、陽気が強く発生する

ことを体験して、それを想起をすることが重要です。

 

想起ができれば肉体への負荷を減らせる

強い陽気を発生させる武息ができれば、それを想起して、肉体の負荷を少なくしても陽気を発生させることが可能となります。

 

もっというならば、気功の最終的な状態とは、ただ座っているだけになります。

 

その状態で色々な気の操作を行うことが可能です。

 

ただし、これに至るまでには、色々な功法でそれぞれの感覚を磨いていって、一度身に着ければ、その功法がいらなくなり、そうなればただ座っているだけで良いとなると思っています。

話を武息に戻すと、正しい武息をしっかりと行い、それを想起して陽気に発生をしていただくのがおすすめです。

それで、冬を快適に過ごしていただけますと嬉しいです。