コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑧~
「超人への過程①:氣ってナニ?」
こんにちは。
前回までは、仙道を極めた仙人が得た、人間の常識を超えた能力について説明してきました。
今回からは超能力を得ることを可能にする、仙道の修行体系について説明していきます。
第一回目の今日は「氣ってナニ?」です。
仙道の行はまず「氣を感じる能力」を養うことから始まります。
といってもこれは氣を自在にコントロールする「周天法」と同時並行で行っていきます。
周天法により体に氣が満ちてくると、氣を感じる能力も高まってきます。
ではその訓練法ですが、その前に「氣」について少しだけ説明します。
「氣」を分かりやすくいうと「雰囲気」という表現が一番近いと思います。
私たちが認識できる全てのものは「氣」を発しています。
人はもちろん、犬、魚などの動植物、あらゆる生き物、
テレビ、自転車、石、水、空気などあらゆる物質、
音、臭い、味、肌、ざわりなど五感で認識できるもの、
さらには、
神社や仏閣、池、海、山、空間、想念、感情、国、民族、星、星座、形、数字、色、方角、時間、、
とにかく、私たちが認識できる物(概念)全てから発せられている「雰囲気」を「氣」と捉えていただいてよいと思います。
「雰囲気」と表現しましたが、仙道で扱う「氣」は半霊半物質という側面があり、
「氣」を物体や空間に封入することも可能です。
上達すると他人の思考や感情に影響を与えることもできるようになります。
また「氣」には「量」と「質」の側面があります。
「氣」を扱う量が多ければ、大きな影響を与えることができ、
「氣」の質が良いか悪いかで、良い影響を与えることができるか悪い影響を与えるか、
が変わってきます。
(何をもって良い、悪いとするのか、その定義はココでは置いておきます)
一説には「氣」の正体について、
原子、素粒子、クォークを構成すると言われる「超ひも理論」の元となる存在(概念)であるという説、
またこの宇宙を構成する未知なる「ダークマター」という説もあります。
(この辺は詳しくないので、気になる方は調べてみてください)
分かりやすくいうと、この世界に存在しているものを、
どこまでも分解していった末に残る、究極の物質、それが「氣」だと言われたりしています。
(そこまでいくと「物質」と呼べるか分かりませんが)
だからこの世界は究極的には「氣」で構成されているんですね。
この考え方のもとに、「氣」を感じる能力をどこまでも高め、
自由自在にコントロールする能力を養うことで、不可能と思われていたことが可能になる、
ということになります。
では次回の記事では、「氣」を感じるトレーニング方法をご紹介していきます。
(この記事は不定期更新です)