コラムなんまる番外編~出口王仁三郎の茶碗~
こんにちは。
久しぶりの更新となりスミマセン(>_<)
いつもであれば「超人への過程シリーズ」の続きを書くところなのですが、
このシリーズも若干マンネリ化してきた感があるので(笑)、
今日は少し趣向を変えた記事を書いてみようと思います。
出口王仁三郎と大本教
出口王仁三郎という名前を聞いたことはあるでしょうか?
出口王仁三郎は大本教の教祖の一人です。
大本教は明治末に、神がかった出口ナオと、
後にその娘婿となる出口王仁三郎が興しました。
大本教は当時急激に信徒を拡大し、
後に多くの宗教が大本教から派生しています。
「生長の家」「世界救世教」「世界真光文明教団」…
今も残る新宗教の多くは大本教から派生しており、
そのため大本教は新宗教の源流とも言われます。
宗教だけではなく、合気道の開祖である植芝盛平も
大本教の熱心な信徒でした。
出口王仁三郎には神がかった能力があったとされ、
数々の逸話が残っています。
中でも有名なのは預言者としての側面で、日本の敗戦など数々の予言を的中させています。
また最近のスピリチュアルではよく知られるようになった
「日本は世界の雛形である(※注)」
という考えも、元は出口王仁三郎が言ったものだと言われています。
※注:「日本は世界の雛形」とは、日本という土地は全世界の縮図である、という考え方で、
日本で起こったことが世界に波及していく、と言われる。
本州はユーラシア大陸、北海道は北米大陸、四国はオーストラリア、九州はアフリカ大陸を表しているとされる。
ココのサイトに詳しいことが書かれています。
その出口王仁三郎ですが、宗教活動の一環として芸術にも重きをおき、
晩年は陶芸など創作活動に力を入れていたようです。
中でも王仁三郎が全霊をこめて制作されたと言われる
「耀盌(ようわん)」と呼ばれる楽焼の茶碗は生涯で3000点ほど制作され、
国内外での美術的評価も高いものになっています。
出口王仁三郎作「耀盌(ようわん)」
神器としての「耀盌(ようわん)」
王仁三郎師は何のために「耀盌(ようわん)」を制作していたのでしょうか。
師が語ったと言われるこんなエピソードがあります。
「ワシの茶碗は恰好などで値打ちが決められては困る。これで、湯でも水でも飲んでくれたら、それで霊的に人の病が癒え、精霊が健全になる。そのために、自分は一生懸命心の中で惟神霊幸倍坐世と唱えつつ作っているのだ。判る人には判る。霊的なものを現実の世界の価値で批判されては、神様も苦笑ものだ」
「教えは霊界物語に全部示した。あれ以上教えることはない」と言われ、「今は楽焼じゃあ。これもお茶を飲むための楽焼ではない。神器とするのである。後には御神体となるのもあろうし、これにお水を入れて飲めば病気が治り、身体が健康になるという身心浄化の神器のつもりでワシは造っておる。それを茶を飲むためのものと考え、良いの悪いのといろいろ批評する者がある。分からん者は仕方がないから、説明もせず黙って造っているのじゃ。」
引用:瑞霊に倣いて
実際に信徒が「耀盌(ようわん)」にお茶や何かを入れて食すると、
病気が治るといった現象が生じてきたそうです。
そうして「耀盌(ようわん)」は神器として尊ばれるようになりました。
通常であればこのような芸術的価値の高いものは
ショーケースに入れられて普段はなかなか触れることのないものです。
が、
実は我が家(なんまる家)に一つ、「耀盌(ようわん)」があるのです。
出口王仁三郎ゆかりのものが欲しいな~と思っていた時に、
縁あって我が家に来てくださいました^^
優れた芸術作品には、製作者の魂がこもる、と言われますが(多分)、
なるほど、この耀盌(ようわん)を手に持つと身体が軽くなるのを感じます。
私は脳幹活性法を習得しているのですが、
脳幹が活性すると、全身の氣血の巡りがよくなると同時に
身体が軽くなります。
耀盌(ようわん)を手に持った時の感じは
ちょうどそんな感じなのです。
落として破損するのが怖いので、
まだ水を入れて飲んでみたことはありません(笑)
いつもはパソコンデスクの側に置いて、
仕事中はいつも目に入るようにしています。
なんとなく、見ているだけで身体中が活性化してくる、
そんな気がするんですよね。
(この「気がする」というのがバカにできないと思う今日この頃)
出口王仁三郎は生涯で3000点ほど耀盌(ようわん)を世に送り出したそうです。
どこかで触れる機会があったら、
その波動を感じてみることをオススメします^^
では今日はこの辺で。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回は「超人への過程シリーズ」を再開します。
(このコラムは不定期更新です)