コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑲~ 「超人への過程⑫:小薬、大薬の発生」

こんにちは。

周天法を担当しております、なんまるです

 

超人(仙人)を育成するトレーニング法を紹介する「超人への過程」シリーズ。

 

前回の記事は番外編として、出口王仁三郎という人物と

その茶碗について取り上げましたがいかがだったでしょうか?

 

今回はまた仙道修行の過程にもどり、前々回の続きとして

外部周天法のその先に修行を取り上げ説明します。

※以下今回も「秘法!超能力仙道入門」を参照しています。

 

小薬と大薬

小薬、大薬とは、カンタンに説明すると

凝縮された氣の固まりです。

 

小周天を得て、全身周天、外部周天とひたすらトレーニングを積み上げた後に

大周天と言われる段階に到達し、さらに氣の発生とコントロールを続けた先に

できる非常に濃い氣の固まりのことを指すと思われます。

 

小薬、大薬と分けてありますが、

本質的には同じものを指すと言われます。

 

違いとしては、大薬が出来ると馬陰蔵相と言われる、性器が少年、少女時代の状態に戻り

精が全く漏れなくなるそうです。

 

「薬」という呼び方をされている由来としては、

小薬、大薬が出来ると、ガンを含む万病に良い働きをもたらすことができるのだそうです。

 

小薬、大薬の特徴

小薬、大薬は氣をとことん練って凝縮された、

非常に濃い(ネバっこい)氣の固まりと言われます。

 

これが出現すると、通常は光として認識され、

少年少女時代の身体の状態に戻る馬陰蔵相が起こると言われます。

 

また興味深い状態として「真息」の状態になる、と言われます。

真息とは、肺での呼吸が全く行われない状態を指します。

 

全身から氣を取り込み、氣で呼吸を行うので、

肺により酸素を取り込む必要がなくなるのだそうです。

 

仙人の伝説の一つに、暑い日に湖の底で何日も過ごしたという仙人の逸話がありますが、

この真息という状態に至り行ったことだと思われます。

 

陽神の元となる小薬、大薬

さて、この小薬、大薬ができると、いよいよ陽神つくりに入ると

高藤氏は著書で述べています。

 

陽神とは純粋な陽氣で出来た自分の分身です。

小薬、大薬を含め、これまでの仙道の修行はすべてこの「陽神」をつくるためにあった、

と言っても過言ではありません。

 

古の仙人の伝説には、空中浮遊をはじめ、様々な不思議な術を使う話が登場しますが、

どの術もこの「陽神」ができることで可能になるのです。

 

次回の記事では、いよいよ仙人の能力の最大の秘密である

この「陽神」について説明したいと思います。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

※このコラムは不定期更新です。