コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑦~
「超人をつくる仙道修行の過程」

 

こんにちは。

周天法を担当しております、なんまるです

 

<記事本文の前にお知らせ>

ベーシックコース新講座「小周天」を開講しました!

詳細や日程はイベントページにて!

 

前回までの記事で、

人間を超越した仙人の様々な能力を紹介しました。

 

今回の記事では、

仙人はなぜそのような能力を獲得できたのか、

超人をつくる仙道とはどのような修行体系なのか、

ということをみていきたいと思います。

 

高藤 聡一郎著「秘法!超能力仙道入門」では

仙道の修行過程を以下のように説明しています。

 

①小周天

 全身に氣(後天の氣)を満たし、コントロールしていく。

②大周天

 天地、自然と氣を循環させ、潜在的に眠っている「先天の氣」が目覚める。

③小薬、大薬

 氣を練って凝縮させ、丸い気の塊をつくる(採薬)。

④錬丹段階

 ③で作った氣の塊を内丹と言われる段階までさらに凝縮させる。

⑤養胎段階

 内丹を陽神という、氣でできた自分の分身に育てる。

⑥出神、錬神段階

 肉体から陽神を出す。

⑦還虚段階

 肉体を陽神へと戻し、道教でいう「道(タオ)」と一つになる。

 

仙人が出神している図

 

①~⑦までの流れをものすご~く乱暴に表現すると、

「氣をどこまでも集め、コントロールし、濃密な氣で出来た自分の分身(陽神)をつくる。」

「意識を陽神に移行し、肉体をも陽神化し、陽神とともにワンネスに還る」

これが仙道修行の大まかな流れになります。

 

大体どの宗教にも最終的な到達地点として

「全ての元となる意識」

があります。

 

ある宗教では「天」、別の宗教では「源」「ワンネス」「光明」「道(タオ)」、

実はどれも同じものを指しているのではないかと思うのですが、

仙道も究極的にはそこを目指すものです。

 

その過程で人間を超越した能力が身につき、仙人と言われる存在となる訳ですね。

 

どこまでも凝縮し、物質に近い、半霊半物質ともいうべき

「氣で出来た自分の分身(陽神)」

これが出来れば自分のイメージすることはなんでも出来ちゃいそうです。

 

だって、肉体の制限がなくなる訳ですからね。

これが仙人の術の秘密だと思う訳です。

 

次回からは仙道の各過程をもう少し詳しく説明していきます。

※このコラムは不定期更新です。