第一チャクラ ムーラダーラについて

こんにちは。

ヒーリングの講師を担当のAkaneです。

今回は、第一チャクラであるムーラダーラについて、色々と参考にさせて頂きながら述べさせて頂きます。

第一チャクラ:サンスクリット語ムーラダーラ(根、支えるもの)
マントラ:LAM ラーム 
インドの神、女神:ブラフマー、ダーキニー 
インドの動物:七本の鼻を持つ象 
色:赤、朱色、活性を落ちつかせるピンク
音:C(ド)、Cシャープ(ドシャープ)
周波数:396Hz
主題:性、欲望、妄念 
エネルギー機能:足、会陰から身体に入り込む大地のエネルギー
肉体上の位置:肛門と性器の間、下向き
中枢神経系の位置:尾骨
関係する背骨の位置:第四仙椎 
生理学的機能:生殖 
内分泌腺:性腺、精巣、卵巣、神経、副腎 
体等の部位:骨、骨格、歯、爪、性腺、肛門、直腸、結腸、前立腺、血液、血球に関係がある。
活動:出産 
感覚:臭覚 
内なる局面:霊的なエネルギーをグラウディングする 
人生の課題: 地上で生存し、目的を確立する、自力で立ち上がる
肉体的行動:性行為 
精神的行動:安定、活力、集合無意識の基本
情緒的行動:官能 
霊的行動:安心 
肉体の機能障害:骨関節症等
情緒の機能障害:無気力、ぼんやりする、内面の沈黙が得られない 
食物:蛋白質、肉 
発達年齢:1歳から8歳 
最高の働きをさせるヨーガの型:ハタ・ヨーガ、クンダリーニ・ヨーガ、ヨーガのポーズは、パドマーサナ
惑星:火星とする説と土星とする説がある 
金属:鉄 
占星術:山羊座、白羊宮、金牛宮

第一チャクラは、七つのチャクラの中でも振動速度が遅く、赤色と共鳴しやすいとされていて、身体のエネルギーの基点で、エネルギーを回すポンプ的な役割があります。
特に地球のエネルギーを取り入れる役目があり、肉体を健康に保ち、疲労やストレスを和らげます。
生活環境を整えたり、人生設計を立てる能力、出会いやチャンスを感じ取る力、身体が健やかにいられる人や場所を判断するといった感覚等。

第一チャクラのシンボルは、四枚の朱色の花びらをもつ蓮の花(インドでは、各チャクラは固有の花びらで描かれ、花びらの数は、そのチャクラから出るナーディの数に対応していて、ナーディとはアストラル体にある神経経路で、七万二千のエネルギー経路があるとされていて、花びらの四枚は、①至高の喜びの精神状態②自然な喜び③感情をコントロールする喜び④集中することで得られる喜びを表しています。
花の中に正方形があり、正方形であるヤントラ(神々の姿を幾何学的に描いた図形であり、形は基礎が決まっていて、その基礎に沿って描かれ、三角形の向きで神や原理を表現)は、地・土を意味しています。
古代インド思想では、火・水・地を「三大」、または、地・水・火・風を「四大」とし、これらに「虚空(アーカーシャ)」を加えて「五大」とする思想が現れ、そして、積集説(アーランバ・ヴァーダ)と呼ばれる、地・水・火・風の四元素と苦・楽・霊魂の七つを構成要素とするパクダ・カッチャーヤナの要素集合説があり、四元素の土・水・火・空気の四つの元素の中で、土元素が第一チャクラに対応しているという説と、またもう一つ四元素の他に先程の「五大」である宇宙を構成しているとされる五大元素、地・水・火・風・空の五つの元素があり、元素の始まりは常にアーカーシャを意味する空元素で、次がヴァーユの風元素、その次がアグニの火元素、アグニの次がジャラの水元素、最後の元素がプリティヴィ―の地元素になります。この五大元素の中では、地元素が第一チャクラと対応しているとされています。
その中に下向きの三角形が描かれています。この三角形は、女性器を表し、大地と繋がるために必要なエネルギーの下向きの流れを示しています。

チャクラの各状態が及ぼす心身の影響

・チャクラのバランスが崩れて開きすぎている場合

ネガティブな状態だと、怒り、自己中心、暴力的、強欲、不安定になる傾向、肉体を酷使する
また、仙骨・背骨・排泄器・性器の不調と関係する。
ホリスティックセラピーでは、チャクラの微細なエネルギーと心身を関係づけ、例えば、慢性的な便秘の原因は、古い考えと不必要な怒りをいつまでも持ち続けることで起きた第一チャクラの機能障害と考えられています。

・滞っている場合

情緒に豊かさがない、自尊心が低い、自滅的な行為、恐れる、やる気がでない、何事も面倒と感じる、動作が鈍い、独りよがり、疲れが残る、すぐに体調を崩す

・整っている場合

生き生きとして意欲的、自然界、大地との繋がり(グラウディング)、安定、勇気、忍耐力、健康、身体の抑制力が第一チャクラのバランスを整えます。

第一チャクラを活性化する方法

しっかりした土台のある生き方が重要となります。
精神世界、スピリチュアルといった世界に重点を置きすぎると現実の世界との隔たりが生じ、第六.第七チャクラが開きすぎてしまいバランスが不安定となりますので、現実の世界で身体を持っているからこそ精神世界と現実の世界とのバランスをとる里の行が大切となってきます。

第一チャクラを活性化させるのに赤色系の服を取り入れてみられたりされても良いようです。
歩かれたり、また、土に触れてガーデニングや自然のある場所(山は、癒し。海は、浄化)に行かれたりされても良いです。

実践方法

頭からつま先まで身体の力を抜き、リラックスしていくとチャクラが活性化され、よりグラウディングしやすくなります。

①立たれても座られてされてもどちらでも大丈夫です。
②第一チャクラ(会陰)の場所に意識をおきます。
③そこから下向きに光のパイプが降りていくイメージをしながら、しっかりと大地に繋がり、そして更に地球の中心である核のコアへと降ろしていきます。
④コアまでいきましたら、しっかり第一チャクラからの光のパイプを強固に繋げて、地の深いところに根を張るイメージを定着させます。
⑤そのイメージで想像しながらコアから第一チャクラに地球のエネルギーを送ります。

心身の反応として、身体が温かく感じたり、気持ちがふんわり軽くなる等がある場合もあります。
砂浜や大地に裸足になられてグラウディングも良いです。

他の方法として第一チャクラに共鳴する石、アロマオイル等によって活性化もされます。

影響を与える石:ガーネット、ルビー、エメラルド、サファイア 
バランスを整える石:カーネリアン、ブラックトルマリン、ガーネット、スモーキークォーツ、レッドジャスパー、黒曜石、ヘマタイト、タイガーアイ、ブラッドストーン
等があり、第一チャクラ付近に石を配置する方法もあります。

エッセンシャルオイル:パチョリ、シダーウッド、ミルラ
等があり、アロマオイルで芳香浴等をして活性化されるようです。

他にも楽器の低音であるオルガン・ドラム・コントラバスは、第一チャクラと共鳴を起こし、身体の心地いい波動をつくる程度の音量が好ましいようです。
また、ノーム(地の精霊)、妖精、トロル、神と女神等、土の次元に住む生物や、クリスタル、木、山といった、これらのエネルギーからも活性化されるようです。

この度もお読み頂き、ありがとうございました。
来月もまたチャクラについて書かせて頂きます。

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参考文献
寺尾夫美子(2010)『ヒーリングレッスン』 河出書房新社 
Nyanatiloka (1998) 『 Buddhist Dictionary』
パトリシア・マーシア(2002)『チャクラを活かす』産調出版 
リズ・シンプソン『チャクラヒーリング』ガイアブックス
(2002)『チャクラの本』フィラ・プロジェクツ