小周天の男性回りと女性回り
こんにちは。
小周天には
「男性回り」と「女性回り」がある
と言われているのをご存知でしょうか？
男性回りとは、
陽気を督脈に沿って上昇し、
任脈に沿って降ろす一般的な回り方。
女性回りとは、男性回りの逆で
督脈を陽気が降りて
任脈を上昇する方向に回る小周天のことです。
（画像引用：http://gasorin-king.seesaa.net/article/404115254.html）
今回はその小周天の男性回り、女性回りについて
その概要と私が実践して感じたことなどを解説していきます。
もくじ
なぜ「男性回り」「女性回り」と言われるのか？
このことを最初に日本で紹介したのは恐らく、
矢山式気功の矢山利彦先生だったと記憶しています。
矢山先生の研究によると
男性には「男性回り」で小周天が流れる人が、
女性には「女性回り」で小周天が流れる人が
圧倒的に多いというデータがあるからだそうです。
比率としては7〜８割の男性が「男性回り」
同じく7〜８割の女性が「女性回り」だと言われています。
逆にいうと、男性でも少数は「女性回り」で
女性でも少数は「男性回り」で回る人がいる、
ということです。
参考までにお伝えすると
男性であれ女性であれ、自分に適した小周天の方向を「順回り」、
自分の流れとは反対方向を「逆回り」といいます。
「男性回り」と「女性回り」で何が違うの？
矢山氏による明確な説明があるかは不明ですが、
私の感覚では「気質」に違いがあるような気がします。
「男性回り」を順回りとする男性や女性は男性的な「サバサバした（ある種攻撃的な）気質を持つ傾向にあり、
「女性回り」を順回りとする男性や女性は女性特有の「包括的」な気質を持つ傾向があるように感じます。
「逆回り」を練習すると「気」を理解することに役立つ
矢山氏によると、
小周天も「順回り」がある程度できるようになったら
次の段階として「逆回り」にも取り組むと良い、とされています。
私も時々「逆回り」に取り組んでいますが
これが「氣」を理解するのにとても役立ちました。
どういうことかというと、
私の場合は「男性回り」が「順回り」なので、
「逆回り」である「女性回り」を行います。
すると明かな抵抗を感じるのです。
例えるなら、まるで川の流れに逆らってボールを逆に運んでいる感じ。
ということは、この抵抗を感じる「川の流れ」こそが
「氣の流れ」だということになります。
この「川の流れのような氣の流れ」を掴んでから、
私の「氣」に対する理解が進みました。
同時に「あ、そんなことか」と拍子抜けするような感覚もありました。
そのような経験を経てから、
私は「氣」を理解したい人には小周天の逆回りをやってみるように勧めています。
理想は「男性回り」「女性回り」ともどちらも抵抗がない状態にしていくこと
小周天の順回りはどうも生まれた時に自然と決まっているそうです。
小周天に取り組んだ当初はしっくりくる順回り、抵抗を感じる逆回りという方向性がありますが、
行が進むにつれ、男性回り女性回りどちらにも抵抗がないようにしていくと良い、と言われます。
矢山氏によると
どちらにも抵抗がなくなると
頭頂の百会と、会陰のツボが開いた状態になるのだそうです。
そうして大周天の入り口へと入ります。
私の感覚でも似たようなことを感じていて、
私の場合は中脈（衝脈）を開放し、天と地に繋がると
男性回り女性回りどちらにも抵抗がない状態になります。
なので恐らくですが、
男性回り女性回り両方に取り組み抵抗をなくしていく、という行は、
身体の中心を通る「中脈」を開くことと同じことを意味しているのだと思います。
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その時その時テーマは異なりますが、
「小周天逆回り」をテーマにすることもあり、
参加者みんなで同時に行うことで、
効率的に逆回りの小周天を身につけることを目指します。
その他にもその時の思いつきで
・ヒーリングの練習会
・願望実現の引き寄せ
・尾てい骨など詰まりやすいツボを集中して開く
などのテーマを、みんなで一緒に取り組んだりしています。
複数人で同時に、参加者を意識しながら行うことで
相乗効果で高い効果を得ることが期待されるのです。
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