コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑨~
「超人への過程②:氣を感じるトレーニング」

こんにちは。

周天法を担当しております、なんまるです

 

前回の記事では仙道の修行過程を説明するにあたって、

前提となる「氣」について概要を理解していただきました。

 

今回の記事からいよいよ仙道をどのように身に着けていくのか、

具体的な過程を説明していきます。

まずは「氣を感じるトレーニング」です。

 

「氣を感じる」といっても特殊な能力ではありません。

誰もが普段、無意識に感じている「雰囲気」を意識的に感じることだと理解してください。

 

氣功や仙道を行うときに、なにか、自分にない能力を身に着ける、というように捉えている方がいますがそうではありません。

『自分にはまったく縁のない感覚を身に着けていく』

という思い込みは、能力の獲得にとってブレーキになります。

 

決して難しいこと、無理なことを行うことではないので、この辺を勘違いしないでくださいね^^

 

氣を感じるトレーニング

私なりに説明すると「氣を感じる能力」とは、

直感で感じたことを「触覚」に翻訳する能力

だと思っています。

 

日常的に直感として感じている「氣(雰囲気)」を五感のうち「触覚」で認識できるようになるトレーニング

 

これが氣を感じるということだと思っています。

これからそのための訓練方法をお伝えしますね。

(前回の記事でも触れたとおり、氣を感じるトレーニングは周天法と同時並行で行っていきます。)

(以下は当コラムで度々紹介している、高藤 聡一郎著「秘法!超能力仙道入門」の内容をもとに若干のアレンジを加えたものです)

 

手のひらを敏感にする

氣を感じるトレーニングは、一般的にはまず手のひらで氣を感じることからスタートします。

より感じやすくするために、手のひらを敏感な状態にしてから行うと効果的です。

 

①合掌した状態で手のひらを上下に動かし、少し熱くなるまで擦ります。

②両手のひらをゆっくりと数センチほど離します。

③両手のひらのピリピリとした感覚を感じます。

④数センチ離した状態を維持したまま、上下、左右に手を動かし、手のひらの感覚の変化を感じます。

 

この時、手のひらに

静電気のようなピリっとした感じ

磁石のようなホワーっとした感じ

暖かい空気の塊のような感じ

このような感覚を感じられたら、その感覚をより強く、長い時間感じるように訓練していきます。

 

手のひらで氣のボールをつくる

手のひらを敏感にした状態で、空気を集めてボールをつくるようにソフトボールくらいの「氣」のボールを作ります。

そのボールの縁をなぞるように、氣の輪郭の認識を高めていきます。

(ボールはキレイな球体を意識してつくります)

 

いろんな物に手のひらをかざして氣を感じる

上記のトレーニングに習熟してきた段階で、トレーニングを継続しながら日常の様々なものに手のひらをかざし、氣を感じていきます。

目につくものすべてに手のひらをかざすと良いです。

 

いろんなものから発する氣を感じながら、感じた感覚を認識するようにしていきます。

そうしていくと、自分なりの氣の感じ方が分かってきます。

 

人それぞれ氣の感じ方は様々なので、

同じ対象物から発する氣を感じても、その感じ方には個人差があります。

 

ここでは「他人の感覚」ではなく、あくまで「自分の感覚」が正解です。

 

ここを誤解し、先生から「その感じ方は違う」などと言われたことを真に受けたりすると、せっかく開いてきた氣の感覚を閉じてしまうことになりかねません。

繰り返しますが、自分の感覚を追求していきましょう。

 

視覚で氣を感じる

様々な対象物に手のひらをかざし、氣を感じることに慣れてきたら、今度は視覚を使って氣を感じることをしていきます。

はじめに対象物を目で視て、手のひらをかざすとどんな感じがするか想像します。

なんとなくイメージがついたら実際に手のひらをかざし、イメージした感覚を確認します。

 

全身で氣を感じる

視覚で氣を感じることに慣れてきたら、自然と全身で氣を感じる感覚も身についていると思います。

あとは上記のトレーニングを継続し、どこまでも深めていくことで感覚はどんどん鋭くなっていきます^^♪

 

また、氣の感覚は全身の氣の量が増大していくと、ますます分かりやすくなります。

全身の氣の量を増やすには小周天が有効です。

ベーシックコースで「小周天」のオンライン講座を行っておりますので、ご検討ください。

 

超人への過程シリーズ、次回は「陽気を発生させる」ことについて説明していきます。

ここまでお読みくださりありがとうございました^^♪

次回もよろしくお願いいたします。

(このコラムは不定期更新です)