コラムなんまる~氣功の道は自由への道④~
「人間をマスターした人たち」

 

こんにちは(^^

周天法を担当しております、なんまるです。

 

前回の記事では、

高藤 聡一郎著「秘法!超能力仙道入門」を通じて

伝説の存在である仙人の能力について取り上げました。

 

仙人といえば、その代名詞とも言えるのが「不老不死」の能力です。

老いることもなければ死ぬこともない。

 

仙道の修行によって

通常の我々では不可能な能力を獲得することに成功したのが仙人と呼ばれる存在です。

 

そして高藤聡一郎氏は、その著書の中で

仙人というのは決して架空の存在ではなく実在の存在である、

と言い切っています。

 

「そんなバカな話あるはずがない」

と思うのが普通の感覚ですが、若さもあり当時の私は仙人の持つ人間を超越した能力にすごく惹かれました。

 

そして興味が募り、仙道以外にも様々な神秘行と言われる系統の本を読み漁っていたところ、

「不老不死」というのは仙人だけの専売特許ではない、ということに気づいたのです。

 

世の中には仙道以外にも様々な神秘行があり、

その逸話には肉体を超越したと思われるエピソードが数多くあります。

(有名なのはイエス・キリストですね)

 

ヨガにもそのような伝説は数多くありますし、

また錬金術という謎めいた分野は、まさに西洋の覚醒術であり

錬金術を通じて不老不死に至った人物もいると言われています。

 

スピリチュアル的な表現では彼らのことを

「人間をマスターした者」という意味で「マスター」と呼びます。

 

そこでヨガや錬金術によって不老不死を達成したと言われる

「実在のマスター達」をこれから数名紹介してみます。

 

★フルカネルリ(フルカネリ)ー錬金術ー★

写真はフルカネルリの弟子の一人であるカンスリエ

フルカネリは1920年代に活躍した「最後の錬金術師」と呼ばれる存在です。

彼にまつわる不思議な話を高藤聡一郎著「仙道錬金術 房中の法」より引用して紹介します。

【男性と女性を同時に具現した現代の錬金術師フルカネルリ】

フルカネルリは20世紀の錬金術師と呼ばれる人物だ。つまり、われわれとほぼ同時代の人な のである。

~中略~

カンスリエによると、1920年代、彼がフルカネルリに師事して金属変換の手ほどきをうけていたとき、フルカネルリは80歳ぐらいの老人に見えたという。 ところが、このフルカネルリ、カンスリエが1954年にスペインで再会したとき、本当なら100か110歳ぐらいになっているはずなのに、まったくそうは見えなかっただけでなく、 さらに不思議な容貌を示したという。以下は彼の話だ……。

「師匠のフルカネルリは、その錬金術の効果により、見たところまったく変身していた。若返って活力を取り戻していただけではない。女性のようなみずみずしい肌と柔らかさを兼ね備えていた。 彼はどう見ても両性具有で、ときには男性に、ときには女性に見えた。あまりの不思議さに彼のそばに近寄ってよく見てみると、まがうかたなき女性の姿をしていた」

カンスリ工が師匠のフルカネルリとスペインで再会したとき、師匠の年齢は100歳以上と いうが、フランスでは、フルカネルリの名は16世紀ぐらいから知られており、その説にしたがえば、まったく年齢不詳ということになる。まさに錬金術のマスターらしく謎の多い人物なの だ。

高藤聡一郎著「仙道錬金術 房中の法」

 

★ババジ(マハー・アヴァター・ババジ)ーヨガ行者ー

ババジはヒマラヤで隠棲している不老不死の聖者、ヨーガ行者です。

伝承では西暦203年11月30日に生誕したと言われています。

時々この世に真理を伝えるために現れているようです。

数百年か千年以上に渡って肉体を維持しているが、25歳以下には見える。

普段はヒンディー語を話すが、英語や他の言語も話せる。

その肉体は、中肉中背だが、光を放っており、食事が不要で、影や足跡ができない。

崖から飛び降りた弟子入りの志願者を死から蘇らせたことがある。

テレポートで移動することもある。

現代にクリヤ・ヨガを復活させるためにその奥義をラヒリ・マハサヤ(パラマハンサ・ヨガナンダのグルのグル)に授けた。

ラヒリ・マハサヤの儀式に際して黄金の宮殿を物質化した。

シャンカラやカビールにも教えを授けた。

ウィキペディア(Wikipedia)

 

サンジェルマン伯爵(セント・ジャーメイン)

サンジェルマン伯爵

サンジェルマン伯爵(セント・ジャーメイン)は18世紀のヨーロッパを中心に活動したと伝えられる謎の多い人物です。

ただ出自は意外とはっきりとしていて、スペイン王妃マリー=アンヌ・ド・ヌブールと貴族メルガル伯爵との子供とされています。

 前世の記憶とそれに関連する知識がある、或は、大変な長寿を齎す(もたらす)秘薬を持ち、その結果、2000年とも4000年とも言われる驚異的な生命を有していたとされ、カナの婚礼やバビロンの宮廷を巡る陰謀等と云った古代の出来事を、まるでその場で直接見て来たかの様に、臨場感たっぷりに語ったとも言われる。哲学者ヴォルテールは1760年4月15日のフリードリヒ2世に宛てた書簡で、このサン・ジェルマンについて「決して死ぬことがなく、すべてを知っている人物」であると書き、フリードリヒ2世も彼を「死ぬことのできない人間」と評している。ニコラ・シャンフォール (Nicolas Chamfort) によれば、サン・ジェルマンの使用人に「あなたの主人は本当に2000歳なのですか」と問うたところ、彼は「それはお教えすることができません。わたしはたった300年しかお仕えしていないのですから」と答えたと言う。日中戦争での目撃情報もあることから、タイムトラベラーであるという説もある。

 ポルトガル系ユダヤ人とも、ルーマニアのトランシルヴァニア地方にあるラーコーツィー王家の王家に所縁のある人物(ただし、当時ルーマニアは国家としてはまだ存在していなかった)とも言われ、自分の年齢を2000歳とも4000歳であるとも称し、ソロモン王やシバの女王らと面識があったとも語っていたとされる。かつて騎士として加わっていた十字軍では、パレスチナにてイングランド王リチャード1世とも話したと言う。また「自分は不老不死なので、霊薬を口にする他は食事は必要としない」と言って、実際に人前では全く食事をしなかったともされる。

 作曲家のジャン=フィリップ・ラモーは「自分は人生で何度かサン・ジェルマンに会ったことがあるが、数十年たっても、どれも同じ年齢のサン・ジェルマンだった。彼の存在は神秘そのものだとしかいいようがない」と記している。またセルジ伯爵夫人 (comtesse de Cergy) は同年、以前の大使夫人時代にヴェニスで彼と会ったが、約40年後に再会した時には全く年を取った様に見えなかったと語っている。こうした証言は非常に多い。また、サン・ジェルマンは催眠術にも長けており、術で自らの姿を眩ますことが出来たと言われているが、このことが、こうした様々な噂の発端となっている可能性もある(当時、催眠術は夢遊病や動物磁気による催眠現象と結び付けて考えられていた)。

ウィキペディア(Wikipedia)

 

いかがでしょうか。

今回は仙人以外の不老不死と言われる人物を、

信憑性が高いと思われる3名ほどピックアップして紹介しました。

 

このような共通した伝説が世界中に存在していることを考えると、

何だか、単なる空想として片づけるのは少しもったいないのかな?という気がします。

もしかしたら人間には本当にそのような可能性が眠っているのかもしれません。

 

前回、今回と「不老不死」について注目してみましたが、

次回からは仙人のさらなる能力についてみてみたいと思います。

(このコラムは不定期更新です)