コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑰~
「超人への過程⑩:気の場をコントロールする2」
こんにちは。

超人(仙人)を育成するトレーニング法を紹介する「超人への過程」シリーズ。
今回は前回の記事の続きとして引き続き、
「全身に広がった氣の場をコントロールしていく方法」を解説致します。
※以下今回も「秘法!超能力仙道入門」を参照しています。
もくじ
氣の場をコントロールする(前回の記事からの続き)
色彩法
全身周天の第三段階で広がった空間に、青、赤、紫、黄、白、などの色を意識で出していきます。
この時、その空間に実際に色が見えるかどうかではなく、特定の色を思い浮かべた時に氣の空間の感じがどのように変化するかを感じていきます。
赤を意識した時には暖かい感じ、青の場合はすーっとした感じなど。
(ただし人によって感じ方には差があります)
このトレーニングで嫌な感じがする色は1度出せば十分で、二回目からは良い感じがする色のみを扱うようにしていきます。
感情移入法
全身周天の第三段階で広がった空間に、喜、怒、哀、楽、安心、不安などの感情を思い浮かべていきます。
色彩法同様に、不安や怒りなど、嫌な感情は一度出せば十分で、もっぱら良い感じのする感情だけを繰り返し出していきます。
自分を包む空間がどう変わるかをよく観察していきます。
温感転入法
放射した氣の空間に、熱、寒、涼、暖、湿などの感覚を意識で出していきます。
注意点は色彩法、感情移入法と同じです。
大周天の準備段階としてのトレーニング
高藤氏いわく、これら「氣の場をコントロールするトレーニング」は、
さらに上の大周天、出神のトレーニングを行う時に非常に重要になると言います。
仙道の行は、段階が進むほどにどんどん意識の部分の比率が高くなっていきます。
最後には修行者自身が意識だけの状態になるとも言います。
その時に、意識へのちょっとした刺激も、肉体に例えると大きなダメージになるのだそうです。
例えば、ちょっとした意識の変化が熱を大量に発生することに繋がったりすることもあります。
そういった時に、今回取り上げたトレーニングによって、
ダメージを受けないようコントロールしていく必要があるのだそうです。
仙道はただ扱う氣の量を増やしていけばいいのではなく、
その質もコントロールできるようにしていく必要があるのですね。
それにより仙道を行うことによって生じる訳の分からない不調から自身を守ることにもつながる訳です。
そうして次の大きな段階である「大周天」を目指すわけですが、
大周天の解説に移る前にもう一つ説明したいことがあります。
次回の記事でそれについて取り上げ、
次々回の記事からいよいよ大周天の解説にはいります。
※このコラムは不定期更新です。