太陽と月のミステリー:astronomy001
もくじ
仙道と天文学
事務・受付担当の「さいたまあちゃん」です。
前回は、丹田に陽気を発生させるには赤く熱いマグマをイメージして「地の気」を取り込むのが良いので、よりリアリティを求めるために地学によって地球内部の構造を説明しました。
なんまるさんの講座では、今月より新たに小周天の講座が開設され、そこでも少し触れていますが、頭頂部にある百会というツボから気を降ろすときに、気の感じは熱感ではなく圧力感や電気的な感覚に変化していく様になることがあります。
そして熟達すると、百会から「天の気」が入る様になっていきます。
「天の気」をイメージするには、宇宙から降りてくる白っぽいエネルギーをイメージすると良いとされていますが、よりリアリティを求めるためには天文学の知識が役に立つのではないか?と私は思いました。
実際に役に立つかどうかは別としても、私が天文学が大好きなのでその楽しさを皆さんにも共有したいという思いもあります。
ここからはとても長いシリーズになると思います。
今まで天文学にあまり興味が無かった方や、難しくてよくわからないので敬遠していたという方へも、できる限りわかりやすく解説しますので、これを機会に興味を持っていただけると幸いです。
私が天文学に興味を持ったきっかけ
まず、私が天文学に興味を持ったのは小学校低学年の時です。
ある日、両親が「小学館の学習百科事典」を買ってくれました。
それは1巻~13巻あって、
この中でページが破けてボロボロになるまで毎日眺めていたのは、①動物と植物と③地球と宇宙の2巻のみでした。(他に歴史、地理、産業、国語、算数、音楽 スポーツ、英語などの巻があったが当時は興味なし)
③巻を読んで、火星が赤い惑星で地球と同じように太陽の周りをまわっているというのを知りましたので、その夜に夜空を眺めていたら、赤い光が点滅しながら右から左へ移動するのを目撃しました。
その時「火星だ」と思ってとても感激したのを覚えていますが、少し後になってあれは航空機の灯火で、左翼が赤い光なのでそれが見えただけだったことを知りました。
百科事典との出会いと勘違いがきっかけとなり、その後天文学に強い興味を持つことになるのですが、全てはここから始まったのでした。
太陽と月のミステリー
さて、皆さんは一番身近な宇宙としては、太陽と月をイメージすると思います。
瞑想や気功でも太陽と月をイメージすることは多いです。(やはり天文学との関連性はありますね)
ここで確認ですが、太陽と月は地球からほぼ同じ大きさに見えますが、それはただの偶然であり、実際の大きさと距離には雲泥の差があることをご存知でしょうか?
月の直径は地球の3.5分の1くらいですが、太陽の直径は地球の109倍もあります。
(太陽系の惑星や衛星を含めた全質量の99.9%は太陽なのです)
なぜ、これほど大きさの違う2つが同じ大きさに見えるのかは距離が関係しています。
地球と月の間には、地球が30個分入るくらいの距離があります。(これも驚きですが)
太陽と地球の間には、地球が1万2千個分入るくらいの距離があります(地球と月の距離の400倍)
これをミニチュア模型で例えるなら、
直径1cmの地球上から見て、30cm先にある直径3mmの月と、120m先にある直径1mの太陽とが、地球からは偶然に同じ大きさに見えるという事になります。
偶然とはいえ、すごいミステリーだと思いませんか?
そう思いながらもう一度、月や太陽を見ると、宇宙の壮大なスケールと共に以前とは違った新鮮な感覚で見ることができます。
これが、天文学を知ることによって得る醍醐味だと言えます。
今回は少し詳しい人には物足りない内容になったかもしれませんが、徐々に範囲を広げて最新の理論まで解説していきますので、しばらくお付き合いください。