コラムなんまる~氣功の道は自由への道⑱~
「超人への過程⑪:外部周天法」
こんにちは。
超人(仙人)を育成するトレーニング法を紹介する「超人への過程」シリーズ。
今回はいよいよ自分を超え外部と氣を回す「外部周天法」について解説致します。
※以下今回も「秘法!超能力仙道入門」を参照しています。
もくじ
外部周天法とは、
これまでひたすらに自分の肉体とその周辺の内で巡らせてきた陽気を、自分以外のもの(外部)と循環させる功法(トレーニング)です。
小周天や全身周天を繰り返し、陽気が強く大きくなってきた段階では自分の内で巡らせるということが難しくなってきます。(例えば陽気が胴体と同じくらいに太く大きくなると、督脈と任脈を分けて巡らせることができない)
そこで自分を超え外部と循環させることで、さらに陽気を強くしていきます。
自分ひとりで行う外部周天法
まずは自分ひとりで行う方法です。
この場合は基本的に身体と前面の空間を一周させるように
氣を巡らせます。
通常は頭部から出した氣を身体の前側の空間を使って下ろし、
会陰から導き入れます。
もし体質的に氣が上りやすい場合は逆のルートで行います。
樹木や人と行う外部周天法
樹木や人と外部周天を行うことも可能です。
その場合は目の前に対象となる樹木や人を置き、
一人で行う場合と同様に行います。
注意点としては、樹木なら生き生きとしたものを、
人なら陽気の強い人と行うこと、と「秘法!超能力仙道入門」には書かれています。
特に陽気の弱い人と行った場合は、どんどん自分の陽気が吸い取られ、
氣を強化するどころではなくなってしまいます。
この場合も順回り、逆回り両方を行うようにします。
大周天の補助トレーニングとして
この外部周天に繰り返し取り組むことにより、
身体の中心を通る衝脈や頭頂も少しずつ開いていき、
自然の氣がひとりでに頭と言わず足と言わず流れ込んでくるようになります。
このように無意識のうちに氣の循環が行われる段階が大周天と言われます。
この頃になると瞑想している空間に光が見えだすようになります。
そうすると次に「小薬、大薬」づくりに入ります。
この「小薬、大薬」は不思議な術を使う仙人の多くが達していたと言われる「陽神」の元となるもので、陽氣が凝縮された末に発生するものです。
次回の記事ではこの「小薬、大薬」について解説いたします。
※このコラムは不定期更新です。