速読で学んだリラックスは、身体の使い方にも通じていた。ゆるむことの大切さ。
こんにちは。リラックス講座を担当しているちえぞうです。
私は、楽読という速読のインストラクターもしています。
こちらの速読の方が6年と関わっている年数は長いです。
速読は、実はリラックスすることが大切です。そして、身体の使い方にもリラックスすることがポイントになってくるんですよ。今回は、「リラックス」について、速読での例をもとに書いていきます。
もくじ
誰でもできる速読の秘密
読書が大嫌い&大の苦手(読んだらすぐに眠くなる、全然頭に入らない)だった私が、脳の使い方を変えることで、読書が大好きになり、速くも読めて、頭にも入り、本を読んでも眠くならなくなりました。
実はこの速読は、誰でもできるのです。なぜなら、みなさんが速読できる力を持っているのに、うまく使えていないからです。
ブレーキをかけて、速く読めるアクセルを抑えているだけなんですよね。速読のレッスンでは、そのブレーキを外す練習をし、習慣化していきます。
そのブレーキを外す要因はたくさんありますが、その中の一つに
「ゆるむ」
ということがあげられます。
ゆるんで、リラックスすることで、本来の力を発揮することができるのです。速読で言うと、アクセルがきいてきます。
リラックスするとどんなことが起こるのか
こんな例があります。
私には息子がいるのですが、息子が小学6年生だった時の同級生Aくんのお母さんから聞いたお話しです。
運動会の100m走では、予めタイムを計り、同じくらいのタイムの子と走るようにしていきます。そのタイム測定の時、Aくんは、いつも速い子と走り、1位をとったことがないので、今年こそは1位をとりたいと思い、全力で走るのではなく、ゆっくり走ろうと思ったそうです。タイムを遅くして、速い子と走るのを避ける作戦です。
そしたら、なんと今までの最高記録が出たそうで、一番速い子が走る最終組で走ることになってしまいました。
お母さんに「今年も1位はとれない」と言ったそうです。
Aくんは、速く走ろうと思わなかったことで、いつもよりリラックスして、走ることができたのだと思います。「速く走ろう」と思うと、無意識に力みが出てしまい、本来のパフォーマンスを発揮できない。一方、「のんびり走ろう」と思うと、身体の力が抜けて、本来のパフォーマンスを発揮できた。
それがよく分かるお話しです。みなさんにもこのような経験があるのではないでしょうか。
私は、このような経験を速読のレッスンで何回もしてきました。
「速く読もう!」「よし、〇〇文字目指すぞっ!」と気合を入れてやると、目標の文字数に達せず、何文字目標なんていうのを忘れ、「楽しい!」とやると、目標の文字数の2倍以上にもなっていたという経験を何度も繰り返す中で、
「必死に頑張るよりも楽しくやる方が結果がでる?」
と思うようになりました。
必死に頑張っている状態は、無意識に身体のあちこちに力が入ります。すなわち、緊張している。
楽しんでやっている状態は、心はもちろん、身体もゆるんでリラックスしている。
そう、リラックスしている方が、実は本来のパフォーマンスを発揮するのです。
脳も身体もパフォーマンスを発揮するにはリラックス
速読は脳の使い方がポイントですが、このゆるむことは、身体の使い方にも通じます。
スポーツ選手が本番で「平常心」を保てるようメンタルトレーニングもしているのには、緊張する場面で、いかに余計な力を抜き、ゆるむことが重要だからなんですね。
私が担当するリラックスの講座では、まず無意識に入っている力を認識するところから始めます。力が入っていることが分かれば、力は抜けますからね。
みなさん、無意識にいろんなところに力が入ってしまっています。そういう私も、力が入りまくりでした。でも、力が入っていることが分かり、力が抜けた状態が分かることで、無意識に入ってしまう力に気づけるようになりました。
気づけたら、力を抜いたら良いだけです。
また、力が抜けた状態がどんな状態なのかが分かれば、自分をその状態にすることが可能です。
あなたの本来のパフォーマンスを発揮するための第一歩が「ゆるむこと」です。一緒にゆるんでリラックスしていきましょう~。