ある体験から長い時を経て気づいた事

昔持っていた?不思議な身体感覚とエネルギー

事務・受付担当の「さいたまあちゃん」です。

毎年この時期になると思い出す、忘れられない出来事があります。
今回は私が中学生だった頃の体験から、長い時を経て気づいた事についてお話します。

【体験】

私は当時、自宅から2kmも離れた中学校に徒歩で通学していて、授業が終わり自宅へ向かって一人で歩いているところでした。

この時期はまだ寒く冷たい風も吹いていたので、中間地点に差し掛かった時に制服のポケットに思わず手を入れました。
すると、右ポケットの中に何やら硬い感触があったので取り出してみると、なんと1粒のチロルチョコでした。

「あっ!」

その日は2月14日であり、こんなことは人生初なので一気に込み上げてくるものを感じましたが、喜びもつかの間でした。

「肝心なものが無い?」

送り主の名前がどこにも付いていませんでした。

焦りました。

ポケットから取り出した時に、手紙かメモを落としたのではないか?と、あたりを探しましたが、それらしきものは全くありませんでした。

「Aさんなのか?、Bさんなのか?」

と色々と推理をしていると、包み紙に「好き」と書かれた市販のシールが貼ってあるのを発見しました!!

「あっ!!」(誰かに見られていないか?一瞬周囲を見渡す)

その瞬間、不思議な身体感覚の発現と共に全身が熱くなりました。

そこから1km先の自宅に着くまでの間、気温の著しい変化はないはずなのに、まるで初夏のように暖かく全身が汗ばんでいました。

【考察】

子供の頃は、嬉しい時や悲しい時、わくわくした時などの喜怒哀楽の変化を強く感じ、それが様々な反応として身体に現れたという記憶があります。

例えば、胸のあたりが何かでじわーっと満たされた後、それが勢いよく流動するような不思議な感覚も頻繁に起こった記憶もあります。

ところが、大人になると様々な要因で鈍感になってしまったように感じられます。

この教室で大輔先生の指導を受けた時、些細な事でも喜怒哀楽の変化を強く感じることは、仙道にとって(特に、中丹田=胸のチャクラを開くには)とても重要であると教わりました。

ブルースリーの名セリフに「考えるな、感じろ!」というのがありますが、大輔先生曰く、大人になるまでに「考える」という癖が学校教育などで定着化し、それにより「感じる力」が弱まってしまうのだそうです。   そして、仙道を上達させる上でそれが妨げになるという事を教えていただきました。

それ以外に、中学生になるまでの間は生まれつき親から受けついだ「先天の気」と呼ばれる生体エネルギーが活発に働いていて、食物や呼吸によって後から得ることができる「後天の気」も合わさって健康的でパワフルな状態になるそうです。

ところが、大人になると「先天の気」は尾てい骨の中に封印されたかのようになって、ほぼ「後天の気」だけになってしまい、ストレス、睡眠不足、食生活の問題も合わさって、気のレベルがさらに下がって体調不良や病気になりやすいという事を知りました。

仙道で特に大周天という行まで行くと、眠っていた「先天の気」が封印が解けて再び活性化され、身体が子供のように健康的でパワフルな状態になるとのことです。
言い換えると、仙道はそれを目指しているので病気予防にとどまらず、若返りの効果もあるのだと言えます。(効果はそれだけではないらしい)

中学生の頃は仙道に出会ってもいないし練習もしていませんが、このように全身が熱くなったのは「先天の気」がまだ活発で、感情の変化にも敏感なため「大量の陽気が発生したのでは?」というのが私の考察です。

その裏付けとして、大周天まで修めた仙道の達人は、ちょっとした感情の変化によっても全身が陽気に満たされて熱くなりやすいとの事です。

ただし、これはメリットである反面、デメリットでもあり、偏差(気の暴走や滞りなどの副作用)につながるので、気をコントロールする技術も必要とされます。

その技術もこの教室で学ぶことが出来ます。

考察