仏教について【後半】

こんにちは。
ヒーリング講師のAkaneです。

今回は、仏教について後半になります。
前半で、シッダールタが悟った縁起、十二因縁、五比丘に対して説いた中道、初転法輪の四諦八正道について解説させて頂きます。

縁起とは、「これあるが故に彼あり、これ起こる故に彼起こる。これ無きが故に彼なく、これ滅するが故に彼滅す」『雑阿含経』

十二因縁とは、人間存在の根本に根差す苦の実相をつかみ、その苦をいかに超越して悟りに達せられたかの心の推移を示すもの。無明・行・識・名色・六処・触・受・愛・取・有・生・老死。

中道とは、快楽主義を否定し、苦行主義も否定。非難非楽。

四諦八正道とは、人生は苦である。苦の原因は愛であり、苦を滅した境地が悟りであり、悟りに至る道は八つの道があります。

四諦は、苦諦・集諦・滅諦・道諦です。

①苦諦
生老病死の四苦に愛別離苦(愛するものといつかは離れなければならない苦しみ)・怨憎会苦(苦手なものと出会う苦しみ)・求不得苦(求めるものが手に入らない苦しみ)・五蘊盛苦(五蘊とは、色・受・想・行・識。自己を構成している要素、心身が思い通りにならない苦しみ)の八苦であり、この本質的人間苦こそ人生の真相であります。

②集諦
苦を招き集める原因は煩悩であります。煩悩とは、貪欲・瞋恚・愚痴等、心のけがれとし、煩悩の根を愛とします。

③滅諦
苦の原因たる愛の心を滅した絶対安住の悟りの境地で涅槃になります。

④道諦
苦の原因である愛の心を滅して、涅槃の悟りを得る方法です。

八正道とは、正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定です。

①正見
正しい見解。諸行無常・諸法無我に対して正し
く観ること。

②正思惟
正見に合致するように心に思惟すること。

③正語
正見に叶うような正しい言葉。

④正業
身の行いを正見に一致させること。

②〜④は、身・口・意の三業

⑤正命
正しい生活をすること。

⑥正精進
正見にかなった生活をするよう理想実現のため精進努力すること。

⑦正念
正しい生活をするように常に憶念して忘れざること。

②〜⑦は、正見を根本としています。

⑧正定
禅定の修習をすること。

以上になります。この度もお読み頂き、ありがとうございました。

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