仏教について【前半】

こんにちは。
ヒーリング講師のAkaneです。チャクラについては、来月にさせて頂きます。
今月は、学生の頃にまとめた仏教について簡単になりますが、前半と後半の2回に分けて説明させて頂きます。初めに仏教とは…

開祖
ゴータマ(ガウタマ)=シッダールタ
出生時期 紀元前7〜6世紀頃(諸説ありますが、ここでは紀元前6世紀とします)
生地 コーサラ国カピラバストゥ(北インドとネパール国境付近)
没地 マッラ国クシナガラ

紀元前6世紀、北インドとネパールの国境近いヒマラヤの麓にシャーキャ族(サキャ族・釈迦族)という王族が治める小国があり、都はカピラヴァストゥで、カピラ城がありました。東には、コーリヤ国、南にはコーサラ国、更に南にはマガダ国、カピラヴァストゥはコーサラ国の属国になります。
王はスッドーダナ(浄飯王)、王妃はマーヤー(コーリヤ国から嫁ぐ、マハーマーヤー=摩耶夫人)である。
紀元前560年頃、マーヤー王妃が懐妊(懐妊時、マーヤー夫人が右の脇腹から白い象が胎内に入った夢を見る)。
王妃は兵士を従えてコーリヤ国に向かい、途中のルンビニー園で休息をしている際に陣痛が始まり菩提樹に右手をかけた時に脇から男の子を出産(4月8日の降誕)したという伝承になっています。『修行本起経―上』に、生まれるとすぐ7歩歩き、右手を天に左手を地に向け、「天上天下、唯だ我のみ尊しと為なす」(天上天下唯我独尊について諸説あり)と、述べました。
スッドーダナ王は、王子にシッダールタ(望みが叶えられた者)と、名付けます。マーヤー夫人は産後7日後に亡くなり、第33天の忉利天に転生したとされています。

シッダールタ誕生後、聖者達により二つの可能性があるとされ、一つは、王子が俗世にとどまるなら偉大な王になること、もう一つは、俗世を捨てて悟りを求めるならブッダになると予言をされました。その預言者の中でもコンダンニャは、老い、病、死、修行者の4つを目にした際に俗世を捨てて悟りを求め出家し、後に悟りをひらいてブッダになるであろうと預言しました。

シッダールタが16歳(又は、19歳)の頃、従妹ヤショーダラー(耶輸陀羅、ヤソーダラー)と結婚をし、29歳で息子であるラーフラ(羅睺羅)が誕生しますが、その頃、四門出遊(東西南北の四つの門から四回外出し、老・病・死・苦に出会う)、その後、妻子を残し出家をし予言通りになります。

出家し、バッカバ仙人の苦行を観察するも、バッカバは死後に天上に生まれ変わることを最終的な目標としていたので、天上界の幸いも尽きればまた六道に輪廻すると悟り、シッダールタは、次にアーラーラ・カーラーマの境地(無所有処定)、ウッダカラーマ・プッタの境地(非想非非想処定)と同じ境地に達したが、これらを究極の境地として満足することはできず、これらでは人の煩悩を救ったり真の悟りを得ることはできないとなりました。
その後6年間ウルヴェーラーの林で、父から警護役に任された後の五比丘と共に苦行(呼吸を制御、太陽の直射日光を浴び続ける、断食等)の修行に取り組むようになります。ある日、ニレゼン河で沐浴をしていた際、骨と皮のみとなったシッダールタにスジャータから乳粥の施しを受け、体力が回復し、苦行をやめ菩提樹の下で座すことにしました。五比丘は、修行者が禁じられていた沐浴と女性を見ることをしたためシッダールタが堕落したと思い波羅奈国の鹿野苑(ヴァラナシのサールナート)に去っていきました。

 瞑想中に悪魔マーラ等の脅しや誘惑を受けますが惑わされることなく、やがて12月8日明け方、シッダールタは35歳で悟りを開きます。その後更に瞑想をし縁起、十二因縁を悟り、解脱の楽しみや教えを衆生に伝えても仕方ないであろうと考えているうちに梵天が3度あらわれ衆生に説くよう請われました。そして、シッダールタは開教を決意します。
 先ずは、初めに出家した際にお世話になった師のもとへ行こうとしますが、既に亡くなっていたため、ヴァラナシのサールナートにいる五比丘のもとへ向かい、中道、四諦八正道(初転法輪)を説きます。
 その後45年間衆生に教えを説き、80歳で菩提樹の下で入滅されます。
 後半は、教えについて解説していきたいと思います。お読み頂き、ありがとうございます。
 

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